室町時代(1589年) - 広島県宮島町 厳島神社(千畳閣降り棟鬼)
秀吉が厳島神社に奉納した大建築(経蔵)で瓦も大きいが特に大胆なタッチで作くられている、「王」の字が何を意味するものか解らない。播州河賀の瓦師黒田二郎大夫作となっている、他に3個同時作あり
室町時代(1589年)
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室町時代(1595年) - 高知市 受法寺
高知付近では泉州の瓦師が活躍している、この鬼瓦も当時の何かの建築の名残で板状の母家に三方大きく空白を残して小じんまりと明の面相を納めている、両肩にはあまり飾りにはならない切込みを付けているが、これは時代の先端を行くものとして泉州の瓦師丹治吾左衛門を評価したい作意である。
室町時代(1595年)
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室町時代(1595年) - 高知市 受法寺
高知付近では泉州の瓦師が活躍している、この鬼瓦も当時の何かの建築の名残で板状の母家に三方大きく空白を残して小じんまりと明の面相を納めている、両肩にはあまり飾りにはならない切込みを付けているが、これは時代の先端を行くものとして泉州の瓦師丹治吾左衛門を評価したい作意である。
室町時代(1595年)
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江戸時代(1622年) - 兵庫県姫路市 圓教寺(大講堂大棟鬼 吽形)現物は重要文化財
大型の棟鬼で一個で造られている、大変な労作である、大きな耳の造り、それに鼻柱の力強さ等並の鬼師ではないと思われるまとめ方である』、』簡素でよく全体が収まっている。江戸時代初めの修理に何故か室町の鬼を降して後継として上げられている
江戸時代(1622年)
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江戸時代(1622年) - 兵庫県姫路市 圓教寺(大講堂大棟鬼 阿形)現物は重要文化財
大型の棟鬼で一個で造られている、大変な労作である、大きな耳の造り、それに鼻柱の力強さ等並の鬼師ではないと思われるまとめ方である』、』簡素でよく全体が収まっている。江戸時代初めの修理に何故か室町の鬼を降して後継として上げられている
江戸時代(1622年)
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江戸時代(1683年) - 兵庫県姫路市 圓教寺(本多廟二の隅鬼)現物は重要文化財
姫路城主本多家の御廟の隅鬼の一つで、出るだけ出してみようとした面相で下から眺めると立体的で良い鬼である
江戸時代(1683年)
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江戸時代(1683年) - 和歌山市 西要寺(本堂降り棟鬼)
前記と同じ様に下から望む事を強く意識した作りの鬼である、頭飾が何を表すのか広い頭と其の廻りの毛が特異と見られる
江戸時代(1683年)
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江戸時代(1683年) - 和歌山市 西要寺(本堂降り棟鬼)
前記と同じ様に下から望む事を強く意識した作りの鬼である、頭飾が何を表すのか広い頭と其の廻りの毛が特異と見られる
江戸時代(1683年)
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江戸時代(1687年) - 奈良県斑鳩町 紅葉寺(本堂隅鬼・二の隅鬼)
この鬼の頭から角・口の締まり等を見ると、室町時代の作風その物である。貞享4年の銘が無ければ室町期作とでも見られる作風である。大和という地域の職人の流れを見られる遺品の一つではないかと思われる
江戸時代(1687年)
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江戸時代(1687年) - 奈良県斑鳩町 紅葉寺(本堂隅鬼・二の隅鬼)
この鬼の頭から角・口の締まり等を見ると、室町時代の作風その物である。貞享4年の銘が無ければ室町期作とでも見られる作風である。大和という地域の職人の流れを見られる遺品の一つではないかと思われる
江戸時代(1687年)
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江戸時代(1703年) - 京都府山城町 神童寺(開山堂隅鬼)
前記と同じ大和の作風を習った作である、姿の大きさ以上に堂々とした貫禄がある、ただし目が両方にあまり外向で感じが良くないのが惜しい
江戸時代(1703年)
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江戸時代(1704年) - 和歌山県 古寺
江戸時代(1704年)
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江戸時代(1706年) - 京都府木津町 西念寺(本堂棟鬼)
大造りの作風であるが、寄せ棟の台も共に造りつけるとは当時としては考えた細かい気を付けている
江戸時代(1706年)
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江戸時代(1719年) - 尾張の鬼面瓦
亨保4年の作(伊勢国 坂井善右衛門)民家の物としては日本最古と言われている
江戸時代(1719年)
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江戸時代(1734年) - 京都市 閻魔堂(本堂隅棟鬼)
閻魔さまのお使いか大きな耳を付けておられる、元禄以降の作風と考えられる、鼻が横に長く口も顔巾一杯広げた作風である
江戸時代(1734年)
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江戸時代(1739年) - 和歌山県南部町 法伝寺(庫裡大棟鬼)
これは足元も一連であったのだろうと考える、連珠は二個にとどめ、若葉の特出しを繰り返しの中に上手に納めてある、梵字はキリーク(千手観世音)
江戸時代(1739年)
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江戸時代(1744年) - 滋賀県近江八幡市 西光寺(本堂降り隅鬼)
寛保4年銘で本堂の全ての鬼瓦が造られていた、近江八幡市の有名な瓦師で付近のお寺にも作品がある。大塚三ヱ門作
江戸時代(1744年)
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江戸時代(1751年) - 和歌山県南部町 濱田家(民家大棟鬼)
同町旧家(元庄屋)の主家にあったものである、法伝寺と同一作者の造りであろう、この地方の特色がよく出ている
江戸時代(1751年)
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江戸時代(1751年) - 和歌山県南部町 濱田家(民家大棟鬼)
同町旧家(元庄屋)の主家にあったものである、法伝寺と同一作者の造りであろう、この地方の特色がよく出ている
江戸時代(1751年)
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江戸時代(1768年) - 京都府長岡京市 金蓮寺(本堂二の隅鬼)
二の鬼としての造りに顔をどうまとめるかその辺に苦労している様子が窺がえる、輪郭はやはりよく時代を表現している作である
江戸時代(1768年)
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江戸時代(1768年) - 京都府長岡京市 金蓮寺(本堂二の隅鬼)
二の鬼としての造りに顔をどうまとめるかその辺に苦労している様子が窺がえる、輪郭はやはりよく時代を表現している作である
江戸時代(1768年)
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江戸時代(1768年) - 京都府長岡京市 金蓮寺
珍しい三面鬼
江戸時代(1768年)
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江戸時代(1776年) - 大分県竹田市 光明寺(鐘楼棟鬼)
角が二本突き出れば良いかというような作で、顔とは別の感じがする作風、面相は実に凄味があるいい出来でこの地方の代表作ではと思われる、鼻が大きく口までかぶせている珍しい作である
江戸時代(1776年)
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江戸時代(1776年) - 大分県竹田市 光明寺(鐘楼棟鬼)
角が二本突き出れば良いかというような作で、顔とは別の感じがする作風、面相は実に凄味があるいい出来でこの地方の代表作ではと思われる、鼻が大きく口までかぶせている珍しい作である
江戸時代(1776年)
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江戸時代(1781年) - 福井県 古寺(棟鬼)
飾り瓦であるから飾るのであるが、気の休まる処が無い程飾り立ててある鬼である。鬼瓦の見本のような鬼で、各地の良い所、特徴づける所を取り込んだ作風である
江戸時代(1781年)
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